音楽の始まりと楽器の始まり
前回は音楽の始まりについて個人的な考えを書きましたが、今回はもっと具体的に音楽の始まりについて調べてみました。
ではさっそく音楽がいつごろから始まってきたかを探っていきます。
音楽の起源は、人類が誕生した時代よりもはるか昔に遡ると考えられています。
具体的な時期や場所は分かっていませんが、おおよそ数万年前の旧石器時代から音楽的な表現が始まったとされています。
人々は当時、声や身体を打ち鳴らすことで、神秘的な力を秘めた自然や動物、そして共同体とのつながりを表現していたと考えられています。また、音楽が儀式や祭りなどの文化的な行事に欠かせない要素として存在していたことも知られています。
では次に、楽器はいつごろからあったのでしょうか?
楽器の始まりは非常に古く、人類が音楽を創造し始めた時代と同じくらい遡ることができます。
最も古い楽器の発見は、約6,000年前の中国の骨笛ですが、それ以前にもさまざまな素材で楽器が作られていたと考えられています。
興味深いドキュメンタリー動画がありましたので、是非見てみてください。
例えば、石器時代には動物の骨や角、木の枝や皮などが使われており、それらを叩いたり、摩擦を生じさせたりして音を出していました。
また、紀元前4千年紀のメソポタミアには、竪琴(たてごと)やリラといった弦楽器が既に存在していたことが知られています。
その後、時代と共に様々な楽器が発明され、改良が加えられてきました。
楽器の発展は、音楽の発展と深く関連していると言えます。
メロディはいつごろからあったのでしょうか?
最初のメロディが作られたのは、正確な日付や年代は不明ですが、おそらく人類が音楽を音楽として始めた時代にさかのぼるのではと考えられています。
歴史的な記録には、古代ギリシャやローマ、中国、インドなどの文化圏で音楽が作られ、発展してきたことが記録されています。さらに、先史時代においても、洞窟壁画や遺物から音楽的な要素が見出されることがあり、メロディが存在していた可能性もあるのではないかと考えられます。
いろいろ調べてみると、音楽の始まりはかなり古く具体的な時期などは不明ですが、間違いなく言えることは音楽は人間にとって無くてはならないもののひとつであったように感じます。
余談ですが、音楽のジャンルでブルースというカテゴリーがあるのはご存じだと思います。このブルースは現代の音楽、ジャズ・ポップス・ロックなどのもとになった音楽なのですが、黒人が奴隷として扱われ強制労働させられている時に歌っていた鼻歌が始まりだと聞きました。
このことから、やはり音楽は人間の生活に密接していることがうかがえます。