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ひょっとして縄文時代と弥生時代の生活にヒント?

縄文時代弥生時代に学ぶ

縄文時代弥生時代での食生活の違いと健康

縄文時代 約12000年前~2500年前

木の実(どんぐり、くり、クルミ、ソバの実など)や魚介類、獣肉、山菜から、炭水化物、「タンパク質、脂質、食物繊維、ビタミン類を取っていて、栄養のバランスの良い食生活をしていました。
この時代は調味料としての「塩」は無かったようですが、獣肉を食べることでわずかな塩分をとっていたと考えられます。また、魚介類を天日に干したものをもどして作った出汁からも、取っていたと考えられます。
まだ煮たり炊いたりの技術があまりなかったために、全体的に固いものが多かったようで、そのことで歯が削れるためか小さかったようです。
狩猟生活で歩いたり、走ったり、木に上ったりと、体を動かすことが多く、身長は小さめでしたが、筋肉は発達し骨太でしっかりした体格でした。
免疫機能がしっかりする大人に成長することができれば、65歳以上生きていられたようです。

 

弥生時代 紀元前4世紀~250年

大きな変化は、縄文時代晩期に大陸から米が伝わってきたことです。そのことにより、水耕技術が発展して稲作が広がるようになりました。そしてそ主食が、木の実などから米や麦、粟(あわ)稗(ひえ)などの雑穀に変化していきました。
米は臼と杵(きね)で脱穀されていたようですが、当時の技術では現代の精白米にはいたらず、玄米もしくは糠(ぬか)が残った状態だったと考えられます。
玄米、糠付きの米は、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富なため、健康を維持するために大切な役割を果たしていたのではないかと考えられます。
この時代でも、「塩」という存在は無く、縄文時代と同じように、干し貝や干した海藻などが、塩味や出汁に使われていたようです。
このころ、米作りとともに全国へ広がったのが「結核」です。また稲作のために湿地周辺で暮らす人が増えたことで、寄生虫の感染も増えたそうです。
縄文時代と同じく、免疫機能がしっかりする大人に成長することができれば、かなり長生きした人もいたようです。

 

やっぱり玄米
弥生時代の暮らしを調べてみると、今の日本人の食生活のベースが弥生時代に形成されたということが分かりますね。
いちばん大きな違いは玄米が精白米に変わり、現代では「塩」という調味料(他に味噌や醤油など)があることです。
このことから、マルチビタミンのような玄米を主食とすることや塩分を控えることで、現代の生活習慣病は防ぐことができるのではないかと考えます。
私も最近では、100%玄米を主食として、塩分は7.5g/日を常に考えて食べるように心がけています。
玄米は白米に比べたら少し硬いイメージがありますが、よく噛んで食べると本当に美味しいですよ。
縄文時代弥生時代の食生活に少しでも近づけるように、工夫して美味しく食べましょう!

 

 

 

 

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